MENU CLOSE

第9回学術集会

目次

2023年7月25日更新

開催挨拶

 RADISH9_poster

 この度、保健医療福祉における普及と実装科学研究会 9回学術集会を、202371日(土)に ウインクあいちにて開催させていただく運びとなりました。実装科学は、エビデンスベースの研究成果を現場で効果的に活用するための架け橋となり、その関連領域が拡大し続けています。特に、高齢者の健康長寿を目指す老年医学分野においても、実装科学への注目が高まっております。 

 第9回学術集会のテーマは「健康長寿社会における実装科学の役割」とさせていただきました。超高齢社会となった我が国がさらなる健康寿命の延伸を目指す中で、認知症予防のエビデンスが積み重なり蓄積しつつあり、今後はそのエビデンスを社会実装することが期待されています。本学術集会では、国内外の最新エビデンスの紹介と共に、実装科学、地域、企業の視点からの対話も企画しております。 また、若手研究者や実装科学初心者の研究者・実務家・臨床家に向けたワークショップも準備いたしました。参加者は実装科学を進める上で重要なスキルをわかりやすく経験し、明日からの日常診療・研究で活用できる知識と技術を身につけることができます。

 本学術集会を通じて、老年医学を含む各医学領域が実装科学との有機的な連携を推進することを期待しております。これにより、高齢者をはじめとして人々のWell-beingが向上し、健やかな健康寿命の延伸に貢献できると確信しています。 

 最後に、皆様が本学術集会を充実した交流の場として活用し、それぞれの研究分野での成果をより一層高めることができることを願っております。実りある学術集会となるよう、鋭意、準備を進めてまいりますので、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。 

当番世話人
荒井 秀典(国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター理事長)

概要

日時

202371日(土曜日) 9:0017:00 

場所

ウインクあいち(愛知県産業労働センター)大会議室
愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38
交通案内

主な対象

エビデンスの普及と実装に興味のある研究者、教育者、医療・福祉・保健・行政関係者

費用

3,000円(現地にて徴収させていただきます)
※消費税区分:課税

主催

D&I科学研究会(保健医療福祉における普及と実装科学研究会):RADISH

共催

国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター(NCGG)
健康格差是正のための実装科学ナショナルセンターコンソーシアム(N-EQUITY)
日本がん支持療法研究グループ(J-SUPPORT)

プログラム

テーマ:健康長寿社会における実装科学の役割

  【抄録集はこちら】 

 

時間

内容

9:00-9:20

プレセッション
座長:櫻井 孝(国立長寿医療研究センター)

「もういちど基礎編:実装研究とは何か?」
島津 太一(国立がん研究センター)

9:30-9:45

開会式
当番世話人挨拶:荒井 秀典(国立長寿医療研究センター)
代表世話人挨拶:内富 庸介(国立がん研究センター)

9:45-11:30

  

第一部

 

 

 

 

 

 

 
第二部

NCGG企画セッション                                          

「WW-FINGERからJ-MINT、J-MINTから社会実装に向けて」
(講演15分×5、ラウンドテーブル30分)

座長 荒井 秀典(国立長寿医療研究センター)
講演①「FINGER研究の概要、社会実装に向けた取り組み」(15分)
Miia Kivipelto(カロリンスカ研究所) ※ビデオメッセージ 

講演②「認知症予防を目指した多因子介入研究(J-MINT)、そのさきの社会実装へ」(15分)       
櫻井 孝(国立長寿医療研究センター)

講演③「J-MINT PRIME Tamba研究に基づく社会実装への取り組み」(15分)
古和 久朋(神戸大学)

講演④「大府市における認知症施策と多因子介入への期待」(15分)
中村 浩(大府市健康未来部)

講演⑤「多因子介入への企業の期待と挑戦」(15分)
仙波 太郎(SOMPOホールディングス 認知症プロジェクト推進室)

共同座長:島津 太一(国立がん研究センター)、岡田 浩(和歌山県立医科大学)                                                         

ラウンドテーブル(30分)  

11:30-12:30

 昼休憩

12:30-13:45

一般演題(15分)

演題①「地域における健康づくり対策の優先度の把握と実装研究への示唆 -熊本市の主要な住民組織を対象とした質問票調査から-」
今村 晴彦(長野県立大学大学院)

演題②「公衆衛生看護実践を推進するタイプ3エビデンスの評価指標と適用モデルの開発:計画」
岡本 玲子(大阪大学)

演題③「まちの減災ナース育成研修を通した地区防災福祉コミュニティ構築モデルの開発」
牛尾 裕子(山口大学大学院)

演題④「『床ずれ危険度チェック表』を用いた床ずれ予防プログラム実装における促進・阻害要因の探究 (プロトコール)」
都築 弘典(藤田医科大学)

演題⑤「CFIRによる実装戦略の分析を用いたインシデントレポート実装の後方視的研究」
小池 大助(藤田医科大学ばんたね病院)

座長:竹原 健二(国立成育医療研究センター)、竹下 舞(京都大学大学院)

13:45-14:05

RADISHワーキンググループ企画
Year in review(実装研究の最新の知見を紹介)

講演① 「メンタルヘルス領域におけるD&I研究」
高階 光梨(千葉大学)

講演② 「リハビリテーション領域におけるD&I研究」
安福 祐一(大阪大学大学院)

講演③ 「薬剤師が関わる/薬局におけるD&I研究」
鈴木 渉太(和歌山県立医科大学)

座長:小田原 幸(国立がん研究センター)

14:05-14:25

 休憩

14:25-16:45

 

N-EQUITY合同企画
ワークショップ「研究・実践でのCFIR活用」
臨床、職域、地域の対策実施に関するインタビュー事例を使い、CFIRを使って実装の促進阻害要因を特定してみましょう!

概要説明(20分)

事例① 職域での使用例
「中小事業所における職場の健康づくり活動実施の阻害・促進要因」
齋藤 順子(国立がん研究センター)

事例② 臨床での使用例
「日本における日常的ながん診療における高齢者機能評価の導入の阻害・促進要因」
松岡 歩(国立がん研究センター)

事例③ 地域での使用例
「行政と地域の協働による健康まちづくりの阻害・促進要因」
今村 晴彦(長野県立大学大学院)

グループワーク(60分)
事例ごとに小グループに分かれ、文字起こしされたインタビューデータをコーディングしCFIRのカテゴリーに分類した阻害・促進要因を特定する作業を模擬的に実践します。


発表&総合討論(60分)
グループごとに特定された阻害・促進要因を発表し会場全体で討論します。事例提供者への質疑応答も行います。


※各セクションの時間配分は参加人数によって変更の可能性があります。 
※参加予定の方には事前に読んでおいて頂きたい資料があります。                                       

16:45-16:55

総評
代表世話人:内富 庸介(国立がん研究センター)

閉会の挨拶
当番世話人:荒井 秀典(国立長寿医療研究センター)

17:00

閉会

 

参加登録

以下参加登録フォームへ必要事項をご記入のうえ参加登録をお願いします。
※演題を申込される場合も、お手数ですがこちらの参加登録をあわせてお願いいたします。

参加登録フォーム(外部サイトに移動します): https://forms.office.com/r/ZwTzpY0FYF
ワークショップの参加登録は定員に達したため締め切りました

【参加登録をいただいた方へ】
618日(日)にまでに登録を頂いた方には、623日(金)午前中までに当日の案内メールを事務局(radish-9@ncgg.go.jp)よりお送りします。
届いていない場合は事務局までご連絡いただけましたら幸いです。

※誠にお手数をおかけしますが、上記ドメインのメールを受信できるように、迷惑メール設定から解除、もしくは受信設定をして頂く様お願いいたします。

※6月19日(月)以降にご登録の方には順次メールをお送りします。 

資料 

資料【ワークショップ「研究・実践でのCFIR活用」参加予定の方へ】
グループワークをスムーズに進めるため、事前勉強として、保健医療福祉における普及と実装科学研究会(RADISH)刊行翻訳書『実装研究のための統合フレームワーク―CFIR―』の「CFIRとは?」および「CFIR構成概念概略一覧」(13~16ページ)を読んできていただくようお願いいたします。 

本サイトの下部よりPDFファイルをダウンロードいただけます。
https://www.radish-japan.org/resource/cfirguide/index.html

より深くCFIRについて知りたい方へ
CFIRについての参考となるリンクをいくつかご紹介いたします。 

・  CFIRホームページ
2009 CFIR Constructs – The Consolidated Framework for Implementation Research (cfirguide.org)

・  CFIRのオリジナル論文 (2009)
Fostering implementation of health services research findings into practice: a consolidated framework for advancing implementation science - PubMed (nih.gov)

・  CFIRアップデート版のオリジナル論文 (2022)
The updated Consolidated Framework for Implementation Research based on user feedback - PubMed (nih.gov)

・  CFIRを使った阻害促進要因特定の論文例
Evaluation of a large-scale weight management program using the consolidated framework for implementation research (CFIR) - PubMed (nih.gov)

・  実装科学に関する日本語の総説(産業保健)
ja (jst.go.jp)

・  実装研究のための統合フレームワークーCFIR産業保健版ー
https://www.tomh.jp/app/download/11727823272/CFIR%E7%94%A3%E6%A5%AD%E4%BF%9D%E5%81%A5%E7%89%88.pdf?t=1670466888

 

一般演題募集

募集要項はこちら
【一般演題募集締め切り】 2023年5月8日 (月)  2023年5月15日 (月) 延長しました →締め切りました

【一般演題に申込をいただいた先生へ】
6月上旬に採否通知を事務局(radish-9@ncgg.go.jp)よりお知らせいたします。

参加証

7月1日当日限定で配布いたします。

参加者アンケート

RADISH第9回学術集会に参加された方は、今後の学術集会開催に活かすためご意見をお聞かせください。

参加者アンケート:https://forms.office.com/r/Ecjnp1znJh(外部サイトに移動します)

RADISH_9_QR

お問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 予防科学研究部
(D&I科学研究会第9回学術集会事務局)
メールアドレス: radish-9[at]ncgg.go.jp([at]は@に置き換えてください)