MENU CLOSE

第10回学術集会

目次

2024年9月29日更新

 

開催挨拶

 保健医療福祉における普及と実装科学研究会(D&I科学研究会:RADISH)第10回学術集会にご参加いただき、ありがとうございます。実装科学は、研究から生まれたエビデンスを現場で効果的に活用するための研究であり社会実装の方法を生み出す事だと思います。第10回学術集会のテーマは「実装科学によりエビデンスを社会実現するためのイノベーション」とさせていただきます。RADISH10_poster_v2

今の日本は超高齢化社会、人口減少、労働力不足や地域間格差など多くの問題を抱えていますが、いずれも保健医療福祉に大きく関わってくることばかりです。これらを乗り越えていくためには、産学官民全ての国民がその領域を超えて連携して取り組む必要があります。本学術集会では、社会実装の取り組みとして、循環器疾患をはじめ多くの疾患の予防につながる減塩をテーマにしたシンポジウムを企画しました。地域医療、行政、そして企業の減塩の取り組みを知っていただき、減塩のみならずさまざまな課題に取り組む新たな可能性を探りたいと思います。

一般演題は、さまざまな領域の実装科学研究をショート・スピーチとポスター展示で紹介していただくことにして、充実したディスカッションができるようにしました。そして、実装科学初心者の研究者・実務家・臨床家に向けて、プレセッションによる基本講義、RADISHワーキンググループ企画による最新の実装研究の紹介、研究・実践での「実装研究のための統合フレームワーク-CFIR-」の活用に関するワークショップを準備いたしました。本学術集会を通じて研究者、社会実装に関わる方々そして、社会課題の克服に取り組む民間企業の方々が多く交流されることを期待しております。そして、保健医療福祉に関わるさまざまな課題を克服するイノベーションを一緒に生み出すことができることを願っております。 

当番世話人
宮本 恵宏 (国立研究開発法人 国立循環器病研究センター オープンイノベーションセンター長)

概要

日時

2024年7月20日(土曜日)  9:00~17:00

場所

国立研究開発法人 国立循環器病研究センター 研究棟2階第14会議室
大阪府吹田市岸部新町6番1号
交通案内

主な対象

エビデンスの普及と実装に興味のある研究者、教育者、医療・福祉・保健・行政関係者

費用

3,000円 (事前振込)
消費税区分:課税

主催

D&I科学研究会(保健医療福祉における普及と実装科学研究会):RADISH

共催

国立研究開発法人 国立循環器病研究センター(NCVC)
健康格差是正のための実装科学ナショナルセンターコンソーシアム(N-EQUITY)

プログラム

テーマ: 実装科学によりエビデンスを社会実現するためのイノベーション

【抄録集はこちら】

時間

内容

9:00-9:20

研究棟2階・第14会議室

プレ・セッション
もういちど基礎編「実装研究とは何か」QA
ディスカッサント 
島津 太一(国立がん研究センターがん対策研究所行動科学研究部 実装科学研究室 室長)
今村 晴彦(長野県立大学大学院健康栄養科学研究科 准教授)
齋藤 順子(国立がん研究センターがん対策研究所行動科学研究部 実装科学研究室 研究員)

9:20-9:35

研究棟2階・第14会議室

開催挨拶
理事長挨拶 大津 欣也(国立循環器病研究センター 理事長)
当番世話人 宮本 恵宏(国立研究開発法人 国立循環器病研究センター オープンイノベーションセンター長)
代表世話人 島津 太一(国立がん研究センター がん対策研究所 行動科学研究部 実装科学研究室 室長)

9:35-11:20

研究棟2階・第14会議室

 

 

NCVC企画セッション(N-EQUITY合同企画) 
「減塩をテーマにした社会実装への取り組み」 (講演①・④30分、講演②・③20分)

座長 今村 晴彦(長野県立大学大学院 健康栄養科学研究科 准教授)
宮本 恵宏(国立循環器病研究センター)


講演① 「長野県の「長寿」・減塩の取組と課題」    
演者 : 小林 良清(長野県佐久保健福祉事務所長・佐久保健所長)

講演② 「減塩をおいしく・楽しく続けられるのためのかるしお®︎の戦略について」       
演者 : 竹本 小百合(国立循環器病研究センター 産学連携本部 社会実装推進 上級研究員)
    「かるしお®︎認定商品のブランディングと新たな販路開拓について」
     垣内 健祐 (株式会社たこ八 取締役 副社長)

講演③ 「健都における共創の取組~グルメな減塩!かるしお大作戦~」
演者 : 佐野 直樹(吹田市役所 健康医療部 健康まちづくり室 主幹)

講演④ 「尿ナトカリ比のエビデンスと社会実装の取り組み」
演者 : 三浦 克之(滋賀医科大学 NCD疫学研究センター センター長 教授)

11:20-12:30

昼休憩・展示ブース見学
※昼食(エントランス棟1階・食堂)→展示ブース(研究棟2階・20405会議室)

昼食は参加登録申込時に事前注文となります。国立循環器病研究センター1Fレストランビーズにてかるしお®︎チーム監修減塩メニューをご用意しております。

12:30-13:30

研究棟2階・第14会議室
 ↓
研究棟2階・20405会議室

一般演題
各5分のプレゼンテーションと30分ポスタースペースでの質疑応答  演者5名(予定)
※プレゼンテーション(第14会議室)→質疑応答、ディスカッション(20405会議室)

座長 予定
黒田 佑次郎(国立長寿医療研究センター 認知症先進医療開発センター予防科学研究部 主任研究員)
鈴木 美穂(慶應義塾大学看護医療学部 基礎看護学分野 教授)

演題募集要項
5月31日(金)まで 登録期間を延長しました  締め切りました

13:30-14:10

研究棟2階・第14会議室

RADISHワーキンググループ企画                                               Year in review(実装研究の最新の知見を紹介)

各分野から2題紹介
座長 佐々木 那津(東京大学大学院医学系研究科 精神保健学分野 講師)

講演①「急性期脳卒中医療における格差縮小のための実装研究」
演者 : 宮嵜 潤二(国立循環器病研究センター)

講演②「身体活動介入のスケールアップ研究」
演者 : 中村 学(慶應義塾大学スポーツ医学研究センター)

14:10-14:25

 休憩・展示ブース見学
 ※展示ブース(研究棟2階・20405会議室)

14:25-16:45

研究棟2階・第11会議室

ワークショップ「CFIRを体験してみよう!ベーシック編」

CFIRを使って実装の阻害・促進要因を整理するグループワークです。
CFIRを初めて使ってみるという初学者向けのベーシック編です。

・      概要説明(20分)
・      グループワーク(60分)
「地域」「臨床」の事例別に小グループに分かれ、事例データをCFIRのカテゴリーに分類し阻害・促進要因を整理する作業を模擬的に実践します。

・      発表&総合討論(60分)
グループ毎に特定された阻害・促進要因を発表し会場全体で討論します。

定員:50名。定員に達したため、申し込みを締め切りました。
※参加予定の方には事前に読んでおいて頂きたい資料があります。

16:45-16:55

研究棟2階・第14会議室

閉会式

総評
代表世話人 島津 太一(国立がん研究センター がん対策研究所 行動科学研究部 実装科学研究室 室長)

閉会挨拶
当番世話人 宮本 恵宏(国立研究開発法人 国立循環器病研究センター オープンイノベーションセンター長)

17:00

閉会

 

参加登録

以下参加登録フォームへ必要事項をご記入のうえ参加登録をお願いいたします。
※演題を申込される場合も、お手数ですがこちらの参加登録をあわせてお願いいたします。

参加登録フォーム(外部サイトに移動します)
参加締切: 2024年7月10日(水)23:59まで受け付けます
ワークショップ「CFIRを体験してみよう!ベーシック編」は定員に達したため締め切りました。

 【参加登録をいただいた方へ】
710日(水)にまでに登録を頂いた方には、716日(火)までに当日の案内メールを事務局(radish-10@ncvc.go.jp)よりお送りします。
届いていない場合は事務局までご連絡いただけましたら幸いです。
※誠にお手数をおかけしますが、上記ドメインのメールを受信できるように、迷惑メール設定から解除、もしくは受信設定をして頂く様お願いいたします。

資料

資料【ワークショップ「CFIRを体験してみよう!ベーシック編」参加予定の方へ】

グループワークをスムーズに進めるため、事前勉強として、保健医療福祉における普及と実装科学研究会(RADISH)刊行翻訳書『実装研究のための統合フレームワーク―CFIR―』の「CFIRとは?」および「CFIR構成概念概略一覧」(13~16ページ)を読んできていただくようお願いいたします。

本サイトの下部よりPDFファイルをダウンロードいただけます。
https://www.radish-japan.org/resource/cfirguide/index.html

より深くCFIRについて知りたい方へ
CFIRについての参考となるリンクをいくつかご紹介いたします。

l  CFIRホームページ
2009 CFIR Constructs – The Consolidated Framework for Implementation Research (cfirguide.org)

l  実装科学に関する日本語の総説(産業保健)
ja (jst.go.jp)

l  実装研究のための統合フレームワークーCFIR産業保健版ーhttps://www.tomh.jp/app/download/11727823272/CFIR%E7%94%A3%E6%A5%AD%E4%BF%9D%E5%81%A5%E7%89%88.pdf?t=1670466888

一般演題募集

募集要項はこちら
【一般演題募集締め切り】 2024520日(月) → 5月31日(金)登録期間を延長しました  締め切りました

【一般演題に申込をいただいた先生へ】
6月中旬に採否通知を事務局(radish-10@ncvc.go.jp)よりお知らせいたします。

参加証

7月20日当日限定で配布いたします。

参加者アンケート

RADISH第10回学術集会に参加された方は、今後の学術集会開催に活かすためご意見をお聞かせください。
参加者アンケート:https://forms.office.com/r/ukcJUZWWhA(外部サイトに移動します)
RADISH10_qr

お問い合わせ先

国立研究開発法人 国立循環器病研究センター
(D&I科学研究会第10回学術集会事務局)
メールアドレス: radish-10[at]ncvc.go.jp([at]は@に置き換えてください)

 


 

関連行事:N-EQUITYワークショップのお知らせ

2024年7月19日(金曜日)13時30分~17時30分(RADISH第10回学術集会の前日です)に、N-EQUITY主催のワークショップを開催します。
問い合わせ先等、詳細はこちらをご覧ください。